エグモントのヘルパー学生2人にインタビュー
名前 Kさん Bさん 年齢 21歳 22歳 性別 女 男 出身地 ユラン西海岸の田舎 オーフス いきさつ イギリスでパーソナルヘルパーを半年した。それでこれできた。
Jさん(男性)の担当。高校を終わってから、10ヶ月間掃除の仕事をした。事故にあって、その後ニューヨークに行った。ナイトクラブで6ヶ月働いた。同時に週7時間デンマーク観光協会でボランティアをした。将来ケースワーカーになりたいと思ったけれど、ポイントが少し足りなかった。パーソナルヘルパーの勉強をしようと思っていた所に、エグモントの広告を見て、勉強もできるしちょうどいいと思った。幸いSさん(女性)に雇われてここに来た。
質問:どんな時間にどんな介護をしているか?
Kさん:ベッドの起床、リフトを使って体を洗って、服を着せる。彼はそれができないから。食事は皿にとれば自分でとれる。体育館や買い物に行く時は同行する。お金の管理をしている。そしてベッドに入る時介助をする。それが通常の介助。質問:イギリスでも同じような仕事をしたか?
Kさん:はい。イギリスの場合には、障害者と一緒に住んで彼は胸から下が麻痺している。職業安定所を通して知った。担当のJさんは脳性麻痺だけれど、障害の程度はだいたい同じ。質問:将来次のステップをどのように考えているか?
Kさん:いつも何か対人関係の仕事を希望していたので、将来は看護婦になろうと決めた。まだ確信はないのだけれど。質問:ポイントはどれくらいかせげる。
Bさん:いろいろな方法があるので、説明するのは難しいけれど、ホイスコーレに16週間行くともらえる。福祉に関係することを週37時間、自分の場合は他にもやってきたので、それで通分だ。訳者補足:これは、ポイントシステムの説明をしてくれているのですけれど、ホイスコーレでは最低16週間いるとポイントがもらえる。それからなんらかの賃金労働を6ヶ月から1年半してもポイントがもらえる。他にも、ボランティアの仕事、団体の仕事、対人関係の仕事をするともらえる。
日本と制度が違うので高等学校に匹敵する教育を受けていること。卒業試験の点数が8(日本の70点)を満たしてないところをこのように、いろいろなところでカバーをする。質問:Jさんのコミュニケーションをどのようにしているのか?
Kさん:彼は自分の意思を言葉で話すからコミュニケーションに問題はない。何か問題があれば話し合いをする。食事がしたいといえば、ついていって、聞き取りにくいということはない。Sさんは難しいBさん:彼女の場合は、ボードを使っている。彼女を知らないとコミュニケーションが難しい時もあるが、ボードや顔の表情でだいたいわかる2人の間で問題はない。ただ、彼女と他の人の間だと、ヘルパーが入らないと難しい。3人のヘルパーが彼女と一緒にお金の管理をしている。彼女は判断ができる人だけど、いっぺんに考えることができない。
質問:コミュニケーションがとれるようになるまでに、どのくらいの時間がかかる?
Bさん:非常に驚く程短い時間でできるようになった。特別な一週間の期間でいろんなことを学んだ。彼女の前のヘルパーが一緒に来てくれたのもあって、2週間ぐらいでできるようになった。Kさん:彼の方はヘルパーが2人。今日は、自分の担当の時だけれど、彼にはここにいると伝えてあるから、必要な時は、呼びに来てもらうことになっている。どこに行くか、伝えることを約束している。ただ、彼の場合は、コンピューター室にいることが多いので、それほど大変じゃない。
質問:2人の交代の勤務体制はどうなっているのか?
Kさん:月・火が1人、水・木に1人。金・週末を隔週交代で。Bさん:彼女の場合には、週末勤務で始まりとすると、月火休み。水木やって、金土休み、週末やって、その後、九日間休み。
質問:交代の時の引き継ぎがあるのかないのか?
Bさん:まず一緒に生活しているから、顔を見合わす機会があるから1日の内でもいろいろ話す時はある。ただ、彼女の場合はいろいろ問題も多いから、話し合う機会を設けている。Kさん:Iさんというもう1人の人と一緒にヘルパーをしているが、自由時間の時も一緒の時が多いこともあって、特別に設けていない。
Bさん:今度ウガンダに行くから、時間の勤務外のことをいろいろやらなければばらないが、3人いるから問題はない。
Kさん:彼の場合にもいろいろ同じ。今日薬を電話で注文した。Iさんが明日取りに行くことになっている。
質問:学生としての身分もあるが、どちらの思いが強い?
Kさん:給料をもらっているから、ヘルパーの方。授業の方はご褒美、おまけ。いつも行きたいと思っていたけれどホイスコーレンお金がかかる。ここは、お金がもらえて両立ができるからいい。Bさん:慣れてくると、境界がなくなってきた。だんだん一緒になってきた。
ヘルパーとしての仕事が重視している。質問:このシステムについてどのように思っているか?
Bさん:とてもすばらしいと思う。単なる仕事ではない。学校にも行けるし、自由時間もある。町の中で住んでいる人だとすると、個人的なつきあいになってしまう。ここだと友だち友好関係ができる。経済的な一緒に体験するということができるから。いろんなアレンジもあるし3人いるし、障害を持った人も非常にいい制度だと言っている。Kさん:授業中は仕事をしなくていい。24時間利用者の後を追い掛ける。24時間一緒にいなくていい。仕事自体は単におもしろいだけではない。すべてが楽しいというわけではないけれど、こういう仕事の仕方が好き。イギリスで働いていた時でも、本人と一緒に生活していたけれど、24時間一緒にいて、休みの時も家に一緒にいた。ここでは授業もあるし、いつでも一緒にいなくていい。
質問:ここの仕事が終わった後、どのような関係になっていきそう?
Bさん:コンタクトはとり続けるだろう。年齢の差はあるので、友だちとは違う形かもしれないけれど、時々訪ねたりするつもり。Kさん:年齢の差があるので、友だち付き合いということはないけれど、手紙のやりとりなどをするつもり。現在、イギリスの人とは文通している。
質問:一般的にもそれが普通?
Bさん:まぁそうだろう。友情関係までにいくのは難しいかもしれないけれど、知り合いどうしぐらいの関係は続くだろう。だいたいそうだと思う。